創業融資向けの融資制度を、札幌の行政書士 斉藤将巳が解説します!
「商圏調査」「競合調査」は、需要、すなわち、その場所で商売が成り立つのかどうかの確認する点で非常に重要です。
1 商圏調査
お店を出店する予定地周辺の環境を調査します。
具体例としては
・ 最寄りの駅や交通状況
・ 最寄り駅の乗降客数
・ 周辺地域の世帯構成、例えば、一軒家ないし分譲マンションが多く家族連れが多いのか、それともワンルームマンションの単身世帯が多いのか等。また、人口比、年齢層、男女の割合、富裕層が多いか等も重要になってきます。
・ 商業施設、例えば、デパートやショッピングモールなどはあるか
・ 昼・夜、平日と土日での環境の違い
が挙げられます。
調査対象のエリアのデータは、国勢調査や各市町村のHPなどから手に入れることが可能です。
また、実際にその場に足を運んでみることも重要です。
2 競合調査
競合、すなわち、自分と同業のお店の状況について調査します。
開店してみたは良いが、同業者が強すぎて、勝ち目がなかったという事態に陥るのを防ぐためです。
この調査は、必ず、自分で足を運んで調査をしてください。
その際、地図を拡大コピーしたものを持ち歩き、そこに気づいたことをドンドン記入していってください。
自分で足を運んで調べるというのは大変ですが、金融機関はこうした調査をしたことに対して本気度を感じ取ってくれます。
以上のような調査をすることが、創業計画書の売上予測に説得力もたすためには必要となります。