創業融資向けの融資制度を、札幌の行政書士 斉藤将巳が解説します!
飲食店をオープンするためには、リニューアル工事の手配が必要となります。
リニューアル工事については通常、着手金・清算金という計2回の支払いが必要となります。
この場合、清算金については融資で支払うことができるとしても、着手金については自己資金から支払わなければなりません。
さらに、飲食店の開業では、保健所の営業許可も必要です。
したがって、飲食店を始める場合には、
・テナントを借りるためには、いくらの費用が必用か?その分の自己資金はあるのか?
・工事の着手金とそれ以外の費用はいくらかかるのか?
・保健所の許可はいつとれる見込みなのか?
・これらのスケジュールでオープンに間に合うのか?
ということをキチンと把握しておかなければなりません。
ちなみに、保健所の許可を取るためには現地の検査が行われますが、この検査の際には、水道、電気設備、店舗の造作が出来上がっている必要があります。
そのため、
「工事のいつの時点でこれらの設備ができるのか?」
「保健所にはいつ来てもらえばよいのか?」
といった調整も重要となってきます。
一つでも予定が狂ってしまうと、予定したオープンに間に合わない、業者に支払う資金が足りないということになってしまいます。
そのため、当事務所では飲食店の融資をサポートする場合には、必要なことをあらかじめすべて聞き出し、スケジュール表を作成します。
具体的に言うと、
・ テナント賃貸の前払いの額とそれをいつまでに支払うのか?
・ 工事の着手と完成までのスケジュール
・ 営業許可の検査のために必要な工事の完成の予定
・ 工事残金の支払い時期
・ グラス等の備品の手配と配送予定
・ 食材の仕入れタイミング
・ 融資の申し込み時期とそれが出る見込みの時期
等々です。