「5 予定の仕入先・販売先」の書き方

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「予定の仕入先・販売先」の書き方〜目次

仕入先の選定について

仕入先選定の大原則は、

 

品質が良い
値段が安い
スピーディーに供給
掛け払い

 

また、取扱商品やコンセプトに合致する仕入れ先でなければいけません。

 

例えば、オーガニック商品を扱う料理店なのに仕入先が業務用スーパーでは、お店のコンセプトと矛盾しており、融資担当課にも悪い印象を与えてしまいます。

 

 

当然のことですが、営業する上で、仕入先が確保できていなければいけません。

 

また、仕入原価が低いほど、最終利益が増えるため、優良な仕入先であるかは、その後の経営に大きな影響を与えることになります。

 

開業当初には、買掛(=ツケ払いで売ってもらうこと)が難しい場合もあるかもしれません。

 

しかし、その場合でも、複数の業者から相見積もりをとり、「少しでも条件の良いところと取引をすることにした」という姿勢を、融資担当官に示すようにしてください。

 

また、融資の申込の際には、仕入先が信用に値する業者であることを示すため、ホームページをプリントアウトしたものや、仕入先が法人である場合は、会社の登記簿謄本を取り寄せて提出してください。

 

日本政策金融公庫の記載例では、業者名と住所までしか記載を要求されていませんが、別紙で、仕入れ業者から仕入れる代表的な品目、予定仕入れ単価、予定仕入れ数量を書いて提出してください。

販売先について

 

開業の時点で、特定の販売先が確保できている場合、売り上げの見込みがあるものとして高い評価が得られるので、必ず記入して下さい。

 

注文の予約などがあれば、これも具体的に記入するか、その見込み額を収支計画に織り込むようにして下さい。

 

また、商品を掛けで販売する場合、サイト(入金までの期間)がどの程度なのかを忘れずに確認すること。

 

例えば、現金仕入れをし、その1か月後に掛けで販売、その2か月後に代金回収という場合には、支払いが先行し、キャッシュが不足する可能性があるので注意が必要です。