日本政策金融公庫から出ている書式例に沿って収支計画表を作成しても不十分である。
なぜなら、日本政策金融公庫の書式例では、月ごとの収支の見通しが不明確だからである。
そこで、プロは月ごとの収支計画表を作成するが、その際、ポイントが3つある。
1月〜12月までの各月の合計が、日本政策金融公庫の書式例の「創業後の見通しについて」で記載した数字と同じになるようにする。
事業では、店舗ごとの販売計画に基づいた目標や、その業種に特有な売り上げの変動(変動率あるいは稼働率)があるのが普通なので、その内容を反映したものにする。
あまりに堅めの予測をすると、初年度から赤字の計画となってしまいやすい。
しかし、これでは貸す方は融資に消極的になってしまう。
そこで、最低でも問題なく返済できる利益がでるよう考えて計画を作るようにする。